ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# コロヨシ!!
評価:
三崎 亜記
角川書店(角川グループパブリッシング)

敷舞台といわれるフィールドの中で、長物を用い、
塵芥を回収し競う<掃除>は国家管理局の監視下に置かれ
高校生にしか許されていないスポーツだ。
小さな頃祖父から掃除を教えてもらった樹は
親に隠れて練習を続け今では自治区大会で優勝するほどの腕前だ。
しかし州大会で政府直轄校の生徒たちの掃除を見せつけられ
自分の掃除を見失いスランプに陥る。
そんな樹を奮い立たせたのは
掃除を知らないと軽んじられていた寺西顧問だった。
合宿中に彼から特別訓練を受けた樹は自分の掃除の未熟さを知り、
自分にしかできない掃除を試行錯誤していく。
さらに顧問は新入生の偲を突然試合に出場させた。
居留地の出身である彼女は正確さには長けているが
舞いとしての魅せる要素が欠けていた。
長物を持つことを禁じられている間に他の部活の動きを取り入れた樹は
伝説のPURE・TRADE「緑香双樹」のゾーンで、
異邦郭にある練習場で、偲と足りないところを教え合いながら特訓に励む。
冬の州大会で2人はその成果を発揮して
直轄校に転校した親友の大介と共に全国大会進出を決めた。
そして全国大会へと向けた顧問と3人の合宿で樹は掃除の過去と未来を知る。
カバー・イラストレーション:いぬんこ カバー協力:紙舗直
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室

長物を自在に操って敷舞台の上に散らせた塵芥を
美しくダイナミックに腰の寄席袋に回収する競技、掃除。
国の監視下にあり高校生しかできないこのスポーツにのめりこむ
青春小説です。『武士道シックスティーン』が好きな人はきっと好き。
子供の頃から作りあげた自己流の型から抜け出せない樹と
勝負のために叩き込まれてきたため遊び心のない偲が
お互いを高めあうところとかそっくりです。顧問は安西先生を思い出す。
さらに『失われた町』から続くこの世界観が
ただのスポ根小説では終わらせません。

なかなかボリュームがありますが気になるところはまだたくさん。
召喚部の活動とか主将が二重人格である理由とか。
特に梨奈の父親から渡された鍵の意味なんて
明らかに伏線じゃないですか!これは続編を期待してもいいのかな。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:50 | category: マ行(三崎亜記) |
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