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評価:
堀江 敏幸,嶽本 野ばら,勝目 梓,西村 賢太,吉田 篤弘,佐野 洋,片岡 義男,橋本 治,古川 日出男,高橋 三千綱,矢作 俊彦,石田衣良 はじめの全30,平野 啓一郎,重松 清,高橋 克彦,大岡 玲,いしい しんじ,石田 衣良,又吉 栄喜,佐伯 一麦
角川書店(角川グループパブリッシング)
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祖父の通夜に猫が訪ねてくる「ミケーネ」/いしいしんじ
町内会で神様を探す「神様捜索隊」/大崎善生
墓参りの帰りに赤提灯に寄る「焼き鳥とクラリネット」/佐伯一麦
単身赴任を終えて荷物をまとめる「それでいい」/重松清
恋人に手紙で自分の過去を告白する「パリの君へ」/高橋三千綱
レストランのネズミの悲哀「悪夢――或は「閉鎖されたレストランの話」」/西村賢太
渋谷の女子高生の日常を会話と古文体で綴る「関寺小町」/橋本治
フリーターのおじさんにオカリナを作ってもらう「繭の遊戯」/蜂飼耳
29歳のOL4人が開運を目指す「あたしたち、いちばん偉い幽霊捕るわよ」/古川日出男
合宿所の管理人さんの元を度々訪れる「樫の木の向こう側」/堀江敏幸
言葉の解凍を仕事とする「曇ったレンズの磨き方」/吉田篤弘
カバーデザイン:國枝達也(角川書店装丁室)
有名作家30人を集めたショートショート集。
なぜか女性は小池昌代1人だけ。でもなかなかいいラインナップです。
『ひと粒の宇宙』というタイトルだから宇宙がテーマなのかと思ったけれど
特に統一性はなかったです。
発想として一番面白かったのは
「あたしたち、いちばん偉い幽霊捕るわよ」
幽霊が怪しい開運ブレスレット並の効力を持つ世界。