ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# 天地明察
評価:
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)

碁打ち衆として徳川家に仕える春海は
囲碁だけではなく神学、朱子学、算術、測地、暦術と
幅広い技能を持っており、とりわけ算術への興味が強かった。
しかし近所の算術塾に現れる「解答さん」と呼ばれる男に手も足も出ず
悔しい思いをしたまま全国各地での北極星の観測の任務に出発した。
隠居をしていてもおかしくない歳の2人の観測隊長に連れられて
星の素晴らしさに触れた春海は
江戸に戻ってから授時暦への改暦の役目を授かる。
保守的な朝廷に対して改暦を認めさせるには
町民たちに授時暦の正確さを知らしめるしかない。
そう思って現在の暦と授時暦での日食予想対決を試みるが
なんと最後の最後で予想を外してしまう。
落ち込みきっていた春海だったが、「解答さん」の導きによって
中国で作られた授時暦が日本ではそのまま通用しないことに気づく。
日本独自の暦作りを目指す春海は
まず星図と地図を結びつけた「天文分野之図」を作り
いよいよ改暦に着手する。
暦作りに生涯を掛けた変わり者の話。
装丁:高柳雅人

2010本屋大賞ノミネート作です。これは大作!
囲碁の仕事に飽きを感じる春海が
先達からの教えで星の面白さと奥深さに目覚め
試行錯誤の末に日本独自の暦を生み出す一代記。
今では当たり前のように知らされている蝕を
江戸時代ではどのようにして計算していたのか。
暦が人々に対してどれほどの影響をもたらすのか。
珍しいテーマなだけにエンターテイメント性だけではなく
雑学的な面白さも多くいろいろな楽しみ方があると思います。
キャラクターもしっかりしていて飽きません。
だんだんしたたかになっていく春海の変化にも注目です。

最初はえんが関さんなのかと思ってしまった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:07 | category: ア行(その他) |
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