ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< 愛は苦手 | main | 天地明察 >>
# よろこびの歌
評価:
宮下 奈都
実業之日本社

有名ヴァイオリニストを母に持つ玲は
音大付属高校の受験に失敗して流されるままに高校生活を送っていた。
しかし数多くあるイベントのひとつにすぎない合唱コンクールで
指揮者を任されてから歌への思いを忘れられないことに気づき
またひとり熱くなってしまう自分に自己嫌悪を抱いていた。
コンクールはひどい出来栄えだったが音楽の先生の一言で
もう一度卒業式に向けて合唱に挑戦することになる。
玲の母に憧れるうどん屋の娘の千夏、
肩を壊してソフトを辞め余生を送っていた早希、
霊感があり歴史のない学校を選んだ史香、
核シェルターに案内されて彼と別れた佳子、
美しい姉にコンプレックスを持つ全てがそこそこのひかり、
他人を羨み自分に悲観する少女たちが奏でる歌の連作短編集。
ブックデザイン:鈴木正道(Suzuki Design)
イラストレーション:山下以登

出来たばかりのあまり特色のない高校に集まってきた女子たちには
それぞれ理由があった。
音大付属受験に失敗したから、
うどん屋をしている家からは遠く奨学金があったから、
ソフトが出来なければどこでもよかったから、
古くからいる幽霊を見たくなかったから、
第一志望の学校に落ちたから。
バラバラの気持ちでただ周りの流れに身を任せていればいい、
そう考えている少女たちが合唱を通して少しだけ
お互いのことを知ろうとする姿勢の自然さが好きです。
だから霊感少女だけ少しエピソードとして浮いている気がしてしまう。

全ての章のタイトルにハイロウズの曲のタイトルが使われています。
宮下さんがリスペクトしているらしい。
| comments(1) | trackbacks(1) | 21:37 | category: マ行(宮下奈都) |
# スポンサーサイト
| - | - | 21:37 | category: - |
コメント
自分でも忘れかけていた、高校生の頃の想いがよみがえりました。
トラックバックさせていただきました。
| 藍色 | 2011/01/31 2:59 AM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bouquin.jugem.jp/trackback/610
トラックバック
「よろこびの歌」宮下奈都
御木元玲は著名なヴァイオリニストを母に持ち、声楽を志していたが、受かると思い込んでいた音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックス...
| 粋な提案 | 2011/01/31 2:57 AM |
Selected Entry
Categories
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Search this site
Sponsored Links