ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# ファミリーツリー

穂高に生まれた僕は曾祖母・菊さんの旅館で年子の姉・蔦子と
従姉叔母にあたるリリーと共に過ごす夏だけが楽しみだった。
そんな僕に季節の素晴らしさを教えてくれたのは
肝試しのときに見つけた犬の海だった。
しかし旅館の火事で海を亡くしてしまい僕は自分を責めた。
その後リリーへの恋心を自覚した僕は
両親の反対にあいながらも菊さんに励まされて
受験に合格して上京するまでリリーと会わないと決意する。
一浪の後やっと大学生となった僕だったが
せっかく再会したリリーとは喧嘩が絶えない。

よしもとばななのような雰囲気です。
死の捉え方だとか自然との共生している様だとか
セックスに対しての明け透けな感じとか。
過去2作は大人の女性が主人公だったから
少年の成長譚はなんだか新鮮。

2人を認めて自分の過去を語ってくれる菊さんはとても素敵で、
一緒にお風呂に入ったり流星を埋めたりするシーンが好きです。
タイトルの通り複雑な血縁関係ですが
読む側としては細かく考えずに全部ひっくるめて家族でいいと思う。
リリーは<空の国>に何を見出していたのだろうか。

「僕はふと、この星に生まれて愛し合う男女は皆、アダムとイブなんだと思った。神様の世界から連綿と続く末裔であり、同時にこれから続いていくだろう子孫達の始祖でもあるのだと。」

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:09 | category: ア行(小川糸) |
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