ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

幼なじみのチエミの母が刺殺され、チエミが失踪した。
あんなにも仲の良かった母娘だったのに。
東京に出てフリーライターをするみずほは
地元の山梨でチエミの恩師や合コン友達、会社の同僚たちに話を聞くが
チエミの行方について手がかりは得られない。
代わりに聞かされたのは「負け犬」でいることの愚痴や
結婚式に呼ばなかったことでの確執、
あまりに母にべったりすぎるチエミへの苛立ちだった。
ようやく最重要人物であるチエミの元恋人である大地と連絡が取れ、
みずほは全く報道されていないある状況に思い当る。
チエミの目的地はあの場所かもしれない。
装画:山口留美恵 装丁:池田進吾(67)

母娘のどこまでもついてまわる関係を描いた作品。
母親に対して感じる反発と絶対に味方になってくれるという安心感。
何かのインタビューで辻村さんは
実際に少し田舎に行けばこういう母娘関係は当たり前で
「負け犬」がキャリアウーマンのプライドに基づいた自虐である東京は
むしろ日本では少数派であると語っていた。チエミは極端な例だとしても。
ティーンを主人公にしたライトな書き手の印象だったから
こういう深いものもいける人だったのだなぁと少しびっくりです。

| comments(1) | trackbacks(1) | 14:14 | category: タ行(辻村深月) |
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コメント
ずっと意味不明だったタイトルの意味がわかるラストでは、
涙が出てしばらく文字が見えませんでした。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
| 藍色 | 2010/12/24 5:31 PM |

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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 辻村深月
30歳という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。 都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、 地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチ...
| 粋な提案 | 2010/12/24 5:27 PM |
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