ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# ぐるぐる猿と歌う鳥
東京から北九州に転校してきたおれは
社宅の隣に住むココちゃん、同じクラスの美少女あや、
竹本五兄弟たちと遊ぶようになるが
一人だけ気になるやつがいた。パックだ。
引っ越した日の夜にココちゃんの家の屋根に登っているパックと出会い
てっきりココちゃんの兄貴かと思ったのだがそうではなく
学校や近所でもいたりいなかったり、神出鬼没なやつだ。
そしてこの町には変なことがたくさんある。
屋根に描かれたナスカの地上絵のような猿、
図書室の暗号、そして小さい頃に消えたおれの友達。
イラストレーション:こより
カバー&本文デザイン:村松のぞみ(井上則人デザイン事務所)
ブックデザイン:熊谷博人+釜津典之

子供たちが生き生きとしています。
パックの存在は現実離れしていますが
森やココちゃん、あやの過去を見ると
小学5年生でもいろいろ考えていたんだな、と思い出す。
宗田理の「ぼくら」シリーズに近いものがあるんじゃないかしら。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:11 | category: カ行(加納朋子) |
# コッペリア
両親は強盗に殺され養父母も飛行機事故で死に
多額の遺産でなんとなく大学に通っていた了は
近所に住む人形師の作品に恋をした。
まゆらドールと呼ばれる彼女の人形はどれも美しかったが
あの日出窓から見えた<彼女>は格別だった。
そしてその人形とそっくりの女の子を見つけてしまう。
小さな劇団の看板女優である聖は
まゆらのプロデューサーである創也をパトロンに持って
次の公演である「コッペリア」に向けて稽古を続けていた。
なぜまゆらは聖にそっくりな人形を作ったのか。
装丁:柳川貴代+Fragment
写真:VINNY AMESSE/amana images

まゆらドールを中心としたゴシックなモチーフと
巧妙な叙述トリックが素晴らしい作品です。
日常の謎の印象が強い加納さんには珍しい毛色の話。
凝った造りなので読み返さないとちゃんと飲み込めなかったです。

私は人形には美しさより気味が悪いイメージが勝ってしまうんですが
好きな人には2倍味わえる内容だと思います。
その不気味さがまたいい雰囲気をかもし出しているので
苦手な人ももちろんおすすめです。
結局どっちにしても読んでみて騙されて欲しい。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:40 | category: カ行(加納朋子) |
# 月曜日の水玉模様

電車の中でいつも前の席に座る男が
最近会社の周りをうろうろしている「月曜日の水玉模様」
病院で薬を取り違えて交換を申し出たら
やってきたのは違う名前の男だった「火曜日の頭痛発熱」
夢うつつで聞いた事故現場の被害者の声と
電車の乗客の声が同じだと気づき尾行する「水曜日の探偵志願」
ワゴンセールの人ごみの中で会った先輩と
迷子に捕まってしまった後輩の「木曜日の迷子案内」
取引先の社内でお金が盗まれ、
疑われたのはアリバイの無い女性社員だった「金曜日の目撃証人」
急に大阪への出張に向かうことになり
乗り合わせた女の子とおしゃべりに興じる「土曜日の嫁菜寿司」
新規取引先の企業の接待のために
ソフトボールの試合をすることになる「日曜日の雨天決行」
事務OL陶子と信用調査員の萩が日常の謎を解く。
カバー:藤井康生

日常の謎と銘打っているけれど
使い込み、内部告発、窃盗、捨て子などなど
結構非日常的なことばかりです。内内で解決してしまえば日常なのか。
陶子が深刻な過去を持っているようですがどうも薄い。
謎を先行させていて人物描写が不十分な印象を受けます。
章題の四字熟語がみずたまもよう!

| comments(0) | trackbacks(0) | 01:02 | category: カ行(加納朋子) |
# 少年少女飛行倶楽部

幼なじみの樹絵里に連れられて入ったのは飛行クラブ。
部員は自分が一番のカミサマ部長と
樹絵里が恋した元野球部の中村先輩の2人だけで
まだクラブとして認定されてもいなかった。
その後オチこぼれ野球部の餅田くんと
マジ飛び美少女るなるなが加わったが
予算も無い中どうやって飛べばいいのか頭を悩ます部員。主に私。
トランポリン教室に参加してみたり
職業体験先の気球を貸してもらうために
夏休みに修理費を稼いだりと道のりは遠い。
そもそもカミサマ部長が何で空を飛ぼうと思ったのか、
それは部長のお姉さんが関係していた。
装丁:大久保明子 装画・扉絵:丹地陽子

爽やかで元気いっぱいの青春小説です。
なんだかんだで苦労人の主人公の一人語りですいすい読める。
今にして思うと中学生の行動範囲ってこんなに狭かったんだなぁ。
しかしるなるなのネーミングセンスは凄いです。朋か…

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:46 | category: カ行(加納朋子) |
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