ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# 犬のうなじ
評価:
野中 ともそ
双葉社

授かり婚の後別居中の娘夫婦の元へ通う「凧、つかむ」
流産して単身帰国し、離婚届を持ってニューヨークに戻る「天使のシンバル」
バイク旅から戻ってこない恋人を待ちながら拾った犬を飼う「犬のうなじ」
父に借金を押し付けた友達と温泉旅行にいく「だまされ星は、やさしい光」
別れたのに同居を続ける女とメキシコを訪れる「椰子がなくちゃ、生きていけない」
ピアノバーの客とグランド・ゼロに着物を投げ込もうとする「月の穴」
冒険家になり妻に逃げられた幼なじみの娘を預かる「銀河を、木の葉のボートで」
9.11にまつわる短編集。
装画:寺門孝之 装丁:大久保伸子

あまり心に残らない本だった・・・
9.11に関わりのある日本人たちの話なんだけれど
遺族というほど強く関係しているわけでもなく
近くで起こった大きな事件、というくらいの影響しか受けていない感じです。
せっかくの題材なのにという気もしますが
直接の被害を受けなかった大多数の人にとってはこういう印象なのかも。
それにしても理不尽さとか虚無感とかもう少し書いてほしかったなあ。

| comments(0) | trackbacks(0) | 23:20 | category: ナ行(野中ともそ) |
# フラグラーの海上鉄道
ルルを探すために気づけば僕はフロリダまで来ていた。
5年前に一緒にこの地を訪れた後で突然連絡を絶ったルル。
ルルのグランマが恋をしたという話を辿るために
当時の海上鉄道を知っている人を訪ねていくと
本当にルルはそこにいた。
島での明るい暮らしを楽しみながら、
僕はルルが離れていかないように
彼女の踏み込んで欲しくないところには近づかないけれど
自分の気持ちには正直になると決めた。
小さな島での祖母と孫娘それぞれのロマンス。
装丁:Okubo Nobuko 写真:Nonaka Tomoso

当人からしてみれば悲劇でしかないのに
なんともロマンチックに見えるのは島の空気のせいなのか。
若い頃のアツエがとても魅力的だから
グランマとしての彼女を見るのがつらいくらいです。
キューバ音楽が聞いてみたくなる。
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:22 | category: ナ行(野中ともそ) |
# おどりば金魚
エレベーターのない簡素なアパートの話。
不動産屋の父のお金で暮らしている依子さん。
ごみの分別に精を出す管理人の太田さん。
小鬼ちゃんが転がり込んできたイラン人のジャハドさん。
母と北澤くんの間にたたずんでいたふうちゃん。
夫が倒れるまで結婚を少し後悔していた草代さん。
猫を預かることになった半ひきこもりのプログラマ陸二さん。
衣装作りの仕事をし、おどりばで人を待つタミさん。
彼らの日常とつながっていく人間関係。

他にもクーポンばばあの竹ノ塚さんやおかまのケイティさんなど
いろんな人が出てきます。
だんだんつながっていくのが面白いし、
話が進むと新しい人間関係もできてきます。
いたって普通のアパートなんだけど隠れ家みたいな魅力がある。

ダストシュートに星、っていうタイトルがすごく好き。
| comments(0) | trackbacks(0) | 19:39 | category: ナ行(野中ともそ) |
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