ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# 空とセイとぼくと

一緒にホームレス生活をしていたお父さんが凍死してしまった。
まだ6歳だった零は施設から脱走して
犬じいさんに飼われていたセイと一緒に旅に出ることにした。
出来るだけ清潔にして残飯を漁って食いつなぎ
いつの間にか零は14歳になっていた。
新宿中央公園に居つくようになってから
ギャングのリョウと友達になりホストクラブに勤めることになる。
最初はペットのポチとして雑用を任されていた零だったが
純朴さが受けたのか一時は幹部になるほど売り上げを伸ばした。
しかしリョウに騙されて連帯保証人にされてしまい
客のリカのおかげで全額返すことができたが
ホストを続けることはできず、リカのペットとなる。
ホストをやめた零は以前から気になっていたブレイキンを
本格的に練習するようになった。
ところがリカには人には言えない過去があり
そのせいで零は左ひざを骨折してしまう。
イラスト:大高淳 デザイン:松昭教

久保寺さんは学校が嫌いなんだろうなぁ。
生まれたときからホームレスの男の子と犬の話ですが
零の性格からか悲惨な印象はありません。
もったいないのは生かせていない設定が多いこと。
掛け算だけは得意とか全く関係なかった。
『1Q84』で何度も出てくるチェーホフの引用
「物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない」
の逆を行っているなぁと。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:17 | category: カ行(久保寺健彦) |
# ブラック・ジャック・キッド
ブラック・ジャックになりたかった。
服も真似したしオペの道具だって買ってもらった。
でも周りでおれのことを理解してくれる人はいなかった。
両親が離婚して父親に引き取られたおれは
転校先にまったくなじめず、川辺で出会った少女と遊んだり
児童館で出会った本好きの泉やおかまの宮内と仲良くなったり。
装画:佐藤繁 装丁:新潮社装丁室

なんだか中途半端…ファンタジーノベル大賞受賞作らしいけど
メグミのところ意外はあまりファンタジックではないし
回想している現在の自分が所々出てくるのが冷める。
章ごとにだいぶカラーが違うから連載だったのかと思いきや
受賞作に加筆修正ってことは書き下ろしだろうなぁ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:49 | category: カ行(久保寺健彦) |
# みなさん、さようなら
小学校を卒業してから、おれは団地を出ないことにした。
団地の図書室で本を読み、団地のジムでトレーニングに励む。
そして夜はみんなに異変がないかパトロール。
中学を卒業した年からは団地のケーキ屋に就職した。
師匠の腕前はたいしたものでケーキ作りはおれに向いていた。
少し女々しいがなんでも話せる友達もでき、
小学校の頃好きだった早紀とつきあうこともできた。
しかし幼なじみは次々と団地の外へと去っていく。
イラストレーション:赤津美和子 ブックデザイン:松昭教

面白い着想の話だった。
最初はどうして団地から出ないのか不思議だったけれど
途中でその理由が明らかに。彼も被害者だったのだ。
狭いコミュニティの中での噂の伝わり方や
高齢化・スラム化など団地の抱える問題も浮き彫りに。
| comments(1) | trackbacks(1) | 00:37 | category: カ行(久保寺健彦) |
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