ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# スノーフレーク
評価:
大崎 梢
角川グループパブリッシング

大学進学を控えた真乃の目の前に現れたのは
小さな頃一家心中で亡くなった
幼なじみの速人にそっくりな従兄の勇麻だった。
自分や父親の元に速人からとしか思えないような
物が送られてくると訴える勇麻と共に
速人の死を信じられない真乃は一緒に速人を探すことに。
速人の目撃証言があった場所や
交換日記の置き場を再び見て回る。
しかしもうひとりの幼なじみである亨は勇麻を怪しむ。
速人は生きているのだろうか。
装画:のがるわこ 装丁:西村弘美(角川書店装丁室)

一応推理小説なのか。橋本紡みたいな印象です。
死んだはずの幼なじみとそっくりの従兄が現れて
あいつは死んでないかもしれないなんて言われたら混乱の極みです。
三角関係に揺れる乙女心なのかと思っていたら
最後に驚きの事実が明かされます。
だとしても亨が不憫である。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:44 | category: ア行(大崎梢) |
# 片耳うさぎ
お父さんの会社が倒産して実家に転がり込んだ奈都一家。
その実家というのが昔の名家だった大豪邸である。
お父さんは資金繰りに、お母さんは実母の看病に向かい
一人で寝ることとなった奈都は不安でしょうがなかった。
すると隣の席の祐太から古いお屋敷に興味があるという
お姉さんのさゆりを紹介される。
さゆりが泊まりに来てくれて一安心の奈都だったが
好奇心旺盛なさゆりとお屋敷を探検するうちに
隠し階段を発見してしまう。
そこから続く屋根裏で誰かと出くわし
やっとの思いで部屋に帰ったはいいものの
次の日に奈都が屋根裏に忘れたカーディガンと
片耳が切り取られたうさぎのぬいぐるみが
部屋に届けられていた…
屋根裏に隠されているものはなにか。
雪子伯母さんの素性とは。
装丁:藤田知子
装画・見取り図・本文カット:大庭賢哉

古いお屋敷に隠し階段だなんて
さゆりじゃなくても探検したくなりませんか。
なんとなくトトロに出てくる家をイメージ。
そんなわくわくする設定だけどいまいちひきこまれなかった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:24 | category: ア行(大崎梢) |
# 平台がおまちかね
明林書房という中堅の出版社の営業として入社した井辻智紀。
主な仕事は書店の営業やフェアの企画だ。
同じエリアを回る他社の営業マン真柴にちょっかいを出されながらも
大人気の前々任者から引き継いで鋭意努力中である。
明林書房が出した本を全面展開しているのに井辻に冷たい店長。
突然落ち込んでしまった営業たちのマドンナ。
贈呈式に現れない受賞者と謎の老人。
訪問前に閉店してしまった地方本屋と看板。
出版社対抗文庫フェアで起きた謎の並べ替え。
様々な謎を営業の人脈で解き明かす。
ブックデザイン:緒方修一
カバーイラスト・デザイン:佐藤繁・水野哲也

推理の情報提示がちょっと強引な気もするけれど
満点なのは本屋好きの贔屓目です。
決して明るくない出版業界だけれども前向きに考えられる気がする。
そして就活中の身には営業の面白さも伝わります。
「絵本の神さま」は個人経営の書店の不安定さに胸を痛めつつも
感動秘話にほろりときます。一番好きだ。

小さな書店が潰れていくと本が身近ではなくなり
人々が本を忘れてしまう。それを防ぐためには共存が必要。
「自分たちが生き残るために、人にも生き残ってもらわないと困るのだと。」
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:04 | category: ア行(大崎梢) |
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