ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# 雪屋のロッスさん
なぞタクシー、調律師、大泥棒、棺桶セールスマン、風呂屋、
図書館司書、象使い、床屋、警察官、コック、ボクシング選手、
クリーニング屋、雪屋、似顔絵描き、プロバスケット選手、
果物屋、ポリバケツ、犬散歩、パズル制作者、棟梁、
サラリーマン、神主、雨乞い、しょうろ豚、旧街道、見張り番、
王子と神様、取立てや、玩具作り、マッサージ師
30の肩書きをもつ人(?)たちの30の物語。
装丁:chutte

「棟梁の久保田源衛氏」の書き出しにやられました。
「大工さんの大半は宇宙人です。」このインパクト。
島田夫妻の魔法の湯、宮川さんの食材の説得、
斉藤さんの働き蜂ぶり、白木さんの耳栓が印象的。
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:19 | category: ア行(いしいしんじ) |
# 絵描きの植田さん
ストーブ事故で耳がほとんど聞こえなくなってしまった植田さんは
高原の一軒家に引っ越すことにした。
高原生活に慣れた頃隣の山荘に「向こう側」から若い母子がやってきた。
父親の横領騒ぎから逃げてきた林メリは
植田さんの絵を見たりスケートを教えたりして過ごす。
ある日雪の山にスケッチに出かけた植田さんは雪崩にあうが
リュックが木に引っかかったため埋まらずに済んだ。
しかしメリが植田さんを追って山に入ったまま戻ってこない。
カバー題字・装丁:植田真

雪に閉ざされた高原の自然と朴訥とした人々は
いしいしんじのモチーフとしてふさわしいと思う。
シンプルだけど温かみのある絵もよく合っている。
童話の世界みたいでほっとできる作品。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:55 | category: ア行(いしいしんじ) |
# 四とそれ以上の国
トラック運転手をしている男は野球について考える。
もし野球が南半球で発明されていたら
ランナーは右まわりに走っていたのだろうか。
入院中の弟に聞くと右利きの人間は
左足の方がふんばりやすいからだと答える。
実は名ピッチャーである男は今日も渦潮を見に行く。
「渦」ほか全5編。
装丁・装画:池田進吾(67)

難解です。奇想天外な発想がぼんぼん出てきて
それなのに突飛ではなく昔話のように聞こえる。
藍とか渦潮とか遍路とかうどんとか、四国名物集。
徳島懐かしいわぁーかずら橋も出して欲しかった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:29 | category: ア行(いしいしんじ) |
# トリツカレ男
トリツカレ男のジュゼッペはいろんなものにとりつかれてきた。
オペラに三段跳び、探偵ごっこ、昆虫採集、外国語などなど。
ハツカネズミの飼育にとりつかれたときは
ことばのわかるハツカネズミとも友達になった。
次にジュゼッペがとりつかれたのは女の子だった。名前はペチカ。
ジュゼッペはペチカのために借金を帳消しにし、
お母さんの喘息を治し、風船をふくらましてあげた。
しかしペチカの笑顔はどこかくすんでいる。
その原因がペチカの先生だったタタンの存在だと知ったジュゼッペは…
画:早川純子 デザイン:新潮社装丁室

不器用で器用なジュゼッペに心を打たれます。
とりつかれるのは自分に自信が持てないのもあるのだと思います。
これだけいろいろなことが出来るのに
ペチカの足長おじさんのような存在に留まるなんて。
昔話を坦々と話すような語り口も微笑ましいです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:04 | category: ア行(いしいしんじ) |
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