ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# I'm sorry, mama.

ヌカルミハウスと呼ばれる娼館で
誰の子かわからず育ったアイ子は
身寄りのない子どもが暮らす星の子学園を卒園した後
都合の悪いことがあれば人を殺し生きてきた。
焼肉屋を抜け出し新たに目指したのはホテルのメイド。
しかし女社長のお手伝いの座を得たのもつかの間
周囲に怪しまれて一人息子を連れて逃走する。
ヌカルミハウスにいたエミさんの家に転がり込むと
泥の会というヌカルミハウス同窓会の女たちが訪ねてきて
アイ子は「母さん」の実の子どもだったのではないかと言い出す。
装丁:木村裕治、後藤洋介(木村デザイン事務所)
カバー写真:森山大道「ヨコスカ」

転落の人生です。しかしアイ子には同情できない。
こんなに人を殺しても捕まらないものかなぁ。
貧乏な人も金持ちになってもろくな人は出てきません。
デフォルメされた結果なのか、それとも私がまだ世の中を知らないのか。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:40 | category: カ行(桐野夏生) |
# アンボス・ムンドス
コンプレックスの塊だが子供の頃
重大な事件に関わったことを思い出した真希。
女を引っ掛けたがホームレス仲間と共有できない登喜夫。
浮気相手をトイレに閉じ込めた咲子。
上海で猥談に花を咲かせる鶴子。
作家の娘であり自伝を書くよう求められている藍子。
義父を殺そうと寺を訪ねてきた子供を借りた袈裟子。
教頭と不倫旅行中に生徒が事故死した浜崎。
装画:水口理恵子 装丁:斉藤深雪

すっきりしないけれど人間の黒い部分がよく書けている。
他はみんな現実にいそうなのに「毒童」だけフィクションさが濃い。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:13 | category: カ行(桐野夏生) |
# 錆びる心
浮気がばれて友達の家へ転がり込むも連れ戻された絹子は
夫の良幸から家政婦に徹するよう言い渡された。
それから10年経った今日、絹子はこつこつ貯めた金で家出を決行した。
住み込みの家政婦としてそれなりに充実した日々を送り
見返したような気分になるが、
娘から聞く夫の様子は意外と落ち着いたものであった。
オブジェ:黒田武志 カバー:多田和博

読み始めるまで気づかなかった既読本…
「次の四つ角を曲がると思いがけない景色が現れるのではないか」
誰しも思い描いているような望みだけれど
少しねじが外れると思わぬ方向に転がっていってしまう。
じめっとした感じの短編集です。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:36 | category: カ行(桐野夏生) |
# ファイアボール・ブルース
自分が付き人をしているアマレス出身の火渡さんは最強だ。
うちみたいな小さなプロレス団体ではもちろん、
大手の「オール女子」のHIMIKOにだって引けをとらない。
そんな火渡さんが最近気にかけているのは
この前対戦途中で急に帰った外人レスラーのジェーンのことだ。
近くで身元不明の外国人女性の遺体が見つかったけれど
関係あるんじゃないだろうか。
しかしそればかりに気をとられていはいけない。
「オール女子」との試合で自分は勝たなければならないんだ。
まだプロレス初めて1勝もあげてないんだから。
イラスト:鹿爪秀紀 CG:田中和枝 デザイン:多田和博

戦う女の世界です。女子プロって見たことないけど興味わきました。
団体内の人間関係や経営難に加えて事件まで起こって盛りだくさんだけれど
この長さでよくまとまっていると思います。
強いていれば試合のシーンにもっと迫力が欲しかった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:41 | category: カ行(桐野夏生) |
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