ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# のぼうの城
武州忍城の成田氏当主の従兄弟である長親は
何をするにも不器用で木偶の坊ののぼう様と呼ばれていた。
その忍城に秀吉の命で石田光成率いる大群が攻めてくることに。
当主の兄は出陣を主張するが、当主の氏長は開城の密書を届けていた。
しかし光成が送った高飛車な軍使に対して
長親は戦うと言い放ってしまった。
合戦は未経験だが兵書を読み漁り自らを天才と自称する靭負、
巨漢で乱暴者、戦の高揚をこよなく愛する和泉、
武功一等を示す皆朱の槍を許されている丹波と
一癖も二癖もある者たちを従えて城攻めも水攻めも凌いでいく。
装画:オノ・ナツメ 装丁:山田満明

やっと和田竜の既刊3作全部読んだけどこれが一番面白かった。

愚鈍で農作業に興味のある当主の一族が
その愚鈍さゆえに領民たちから慕われて団結して城を守る。
のぼうの水攻め攻略はどこまでが計算だったのだろう。

将器っていわゆるカリスマ性だと思うのだけれど
実力勝負の戦国時代にプライドは高いけれど不器用というのは
人柄を差し引いても通用するのかな。そこが少し疑問。
けれど読んでいるうちにのぼうも家来たちも皆応援したくなる。

あくまでも現代の視点から史実をつき合わせて語るスタイルは
ずっと変わらないのか。なじみづらい気もする。
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:25 | category: ワ行(その他) |
# 小太郎の左腕
戸沢家の猛将である林半右衛門は
児玉家で名を馳せる花房喜兵衛から
当主の甥である図書を守り深手を負った。
老家臣の藤田三十郎と共に山へ逃れた半衛門は
地鉄砲とその孫に助けられる。
体格はいいが無邪気すぎる小太郎を鉄砲試合に出すと約束して
2人は大歓声の中城へと戻った。
そして鉄砲試合の日、左利き用の種子島を持った小太郎の腕を見て
誰もが驚愕する。彼らの出自は鉄砲用兵集団の雑賀であった。
収穫期が終わり再び児玉家との戦が始まり
戸沢家は篭城戦を決め込むことにした。
しかし戦況は長引き食料も底をつきかけてきた。
状況を打開すべく半右衛門は小太郎を迎えに行った。
そして小太郎に戦うための理由づけが必要だと思い自らに嘘をつく。
装画:オノ・ナツメ 装丁:山田満明

戦国時代の理想を絵に描いたような半右衛門が
自分の魂に嘘をつくことで輝きを失うものの
小太郎によってその輝きを取り戻し、武士の鑑のまま死んでいく。
愚直なまでに力任せでまっすぐな半右衛門には好感が持てます。
ただ半右衛門はよかっただろうけど他の人はとんだ災難というか・・・
全てを失ってしまった小太郎はこの先どう生きるのか。

戦国時代の男の特性を描写するたびに
とても客観的な目線が入るのが少し興ざめです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:48 | category: ワ行(その他) |
# 忍びの国

お金でしか動かず情けなど持ち合わせない伊賀忍者たちは
仲間同士での殺し合いもしょっちゅうだ。
しかしおよそ人情のかけらもない伊賀に失望した平兵衛は
最近勢力を拡大してきた織田信長の息子である
織田信雄に訴えかけて伊賀攻めを決行することに。
伊賀忍者も力を合わせて立ち向かう、と思いきや
金払いの当てがないため逃げ出す者が続出。
腕はピカイチだがほれ込んだお国という弱みを抱える無門も
最初はとんずらするのだが…

レビューを書く前に本を返却するという失態…うろ覚えです。
が、それでも印象に残っているのは
織田信雄の苦悶と無門の改心(というか後悔というか)でした。
合理主義者と人情者の相容れなさはいつの時代もあるのだろうなぁ。
それにしても合理的過ぎる気もしますが。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:07 | category: ワ行(その他) |
# サンタクロースのせいにしよう
失恋の傷を癒すために引っ越すことを決めた柊子は
夏見の友達のお嬢様、銀子と同居することに。
しかしこの銀子がどこか抜けた変わり者であり
また家には幽霊が出たり近所にはうるさい人がいたりと
平穏な日々は送れそうにない。
装丁:重原隆

平和な日常の謎みたいなストーリーかと思いきや
そんなほのぼのとしたものではないです。
実際に人が死んでしまうこともあって意外とダーク。
その辺がちょっといまいちかなぁ…
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:13 | category: ワ行(その他) |
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