ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# プリズム
私と夫、夫の友人の高槻さんと奥さんの紀代美さんの4人で
以前はよく一緒に食事に行っていた。
高槻さんが離婚してからは高槻さんのそのときの彼女と4人で。
実は私は高槻さんの部屋の鍵を持っている。
夫と飲んでいた彼が熱を出してうちで看病したときに
ふと渡されたのだ。適当に使っていいと言われて。
それで何となく彼のいない間に部屋に入ってみるようになった。
ある日いたずら心から花を飾って帰ってみると
次に行ったときに私宛のメモが残されていた。
そこから本格的に私と高槻さんの関係が始まってしまった。
夫はこのことに気づいているのだろうか。
装画:ヒラタシノ 撮影:青木登(新潮社写真部)
装丁:新潮社装丁室

少女漫画みたいな話が読みたい気分で読み始めたのに
不倫の話でした。雰囲気は十分ふわふわしてるんだけどね。
実母の死のエピソードはなくてもよかったんじゃないか。
最初に家族の話で始まるからもっと妹や弟が絡んでくるのかと思った。

30代の女性が主人公の恋愛小説って不倫ものの方が多いのかな。
経験則としてはそんな気がする。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:15 | category: ナ行(野中柊) |
# きらめくジャンクフード
男友達が作ってくれたママの味のパンプキンパイ、
冬にはやっぱりクラムチャウダー、
びっくりするほど甘いハワイのコーンズシ、
邪道といわれてもおいしいフレーバーコーヒー、
少女漫画で見てから憧れていたチーズケーキ、
ニッポンが作り出した大発明、オムライス、
子供向けのプリンに大人向けのプディング、
究極の欲張り和風スイーツといえばあんみつ、
ダイエットの味方で見た目も綺麗なゼリー、
海外仕込みの甘いものから日本伝統のものまで
様々なジャンクフードエッセイの詰め合わせ。
イラストレーション:長崎訓子 ブックデザイン:大久保明子

アメリカ暮らしの経験もある著者が送る
めくるめくジャンクフードエッセイに空腹必至です。
海外ならではのエピソードを持つアップルパイや
たまに無性に食べたくなる屋台のべたべたした焼きそば、
自宅で簡単に作れるフレンチトースト、
深夜の大きな誘惑であるポテトチップス。
簡単なレシピも載っているので今すぐ食べたくなります。
夢見る女子!みたいな文体が苦手な人には向かないかも。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:01 | category: ナ行(野中柊) |
# 祝福
評価:
野中 柊
角川書店

サンダルウッドの香りをかぐと
再会を予言した恋人を思い出す「しゃぼん」
近所の家に遊びに来た女の元に通い詰めながら
以前そこにいた女の子を思い出す「セカンドハウス」
離婚した姉から譲り受けた猫や金魚とともに
退屈な幸せをかみしめる「銀の糸」
幼なじみの妻子持ちの男と再会して
昼間から抱き合うようになる「遊園地」
友達の披露宴で知り合った近所の女に
贈った桃を持って看病に来てもらう「メトロノーム」
恋人と別れてから2人の行き着けだったビストロのシェフと
真夜中の植物園でピクニックをする「祝福」
装丁:高柳雅人(角川書店装丁室) 装画:松尾たいこ

おいしいごはんと恋愛の短編集。
ふんわりとした話が多い中「遊園地」だけ異色でした。
一番好きなのはやっぱり表題作の「祝福」かなぁ。
素敵なご飯を作ってくれるゲイのシェフと
真夜中のピクニックしてみたいです。

装丁は星5つ。 なんたって可愛い。

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:38 | category: ナ行(野中柊) |
# その向こう側

アメリカに留学し一年留年して大学3年生のままの初夏、
母がずっとお世話になっていた敏史さんと結婚することになった。
私はひとり暮らしがしてみたいと頼んで
真希子さんの管理する横浜の洋館に引っ越すことにした。
真希子さんのほかに絵描きの奈央さんも一緒に住んでいて
家にはたまに泊まりにいく生活が始まる。
彼氏の孝之ともほどよい距離を保っていて心地いいはずなのに
敏史さんに失恋したような気分がぬぐえない。
装丁:名久井直子 装画:大谷有紀

横浜に住んでみたくなりました。少し足を延ばせば中華街も海もある。
極めつけは猫脚バスタブ。これは横浜関係ないけれど。
まだまだモラトリアムを生きる鈴子に対して
就職を決めて出産も決める亜佐美がひどく大人に見えます。

| comments(0) | trackbacks(0) | 00:10 | category: ナ行(野中柊) |
# 草原の輝き
優の教え子である佳奈子がなつきの元をたずねてきた。
夏休み中通いつめる佳奈子に教えられて
なつきはここではない世界、草原へとイメージを膨らませる。
母親が弟と無理心中した過去をもつなつきは
処世術のため作りあげたもうひとりの自分を肯定しきれずにいた。

隠したい自分の一面とどう向き合うか、どう受け入れてもらうか。
結局どんなに逃げても過去はなくならないのだよね。
佳奈子はその後草原に行かなくなったのかなー
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:11 | category: ナ行(野中柊) |
# マルシェ・アンジュール
二十四時間営業の高級スーパーマーケット、マルシェ・アンジュール。
深夜にデリでカプチーノを飲む主婦、
万引きしている女の子を見つけた男の子、
失恋明けに30歳の誕生日を祝われる女、
週末同棲をするOLとその母親、
年上の手に負えない彼女を持つホテルマン、
そしてデリのチーフとして働く女。
マルシェ・アンジュールを中心とした恋愛小説6編。

おいしいご飯と素敵な恋とちょっとお洒落なお店。
こんな生活が出来れば人生楽しいよね。
マルシェ・アンジュールは是非行ってみたい。
こないだミッドタウンに行ったんですがそこの地下にある
輸入物が多いスーパーマーケットみたいな雰囲気を想像してます。
「記憶」に出てくるスペイン製のキャンディリングが欲しい!
そんなにクオリティ高いキャンディリング本当にあるのかなぁ。

話としては「聖夜」と「記憶」が好きです。
スタイリッシュすぎないドキドキ感がいい。
「距離」の「梨をしゃくっと齧った瞬間を思わせる、爽やかな雨。」
という表現がすごく気に入りました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:33 | category: ナ行(野中柊) |
# このベッドのうえ
従姉からもらった仰々しいアンティークのベッド。
お金持ちの恋人と別れた彼女は
一番好きな恋人と一緒に旅立って行った。
残されたベッドの上で彼女のことを思い出す。
表題作他7編。

色彩が鮮やかな小説。装丁もすごく好きです。
そして出てくるお酒がどれもこれも美味しそう。
特に「なんでもない感情」のホットチョコレート。
とても雰囲気のいいお話です。
| comments(0) | trackbacks(0) | 20:27 | category: ナ行(野中柊) |
# あなたのそばで
父親より年上の人と結婚した女子高生の「オニオングラタンスープ」
学校の先生とつきあっている男子高生の「光」
緑の指をもつ妹を亡くした女バーテンダーの「イノセンス」
可愛い彼女がいるのに兄の妻に恋をした弟の「片恋」
夫と二人で会社を持ちお互い浮気をしているデザイナーの「運命のひと」
独身の父と看護婦の仲をとりもつ男子高生の「さくら咲く」

恋愛小説。ふわふわしているけど影もある。
背徳的な状況がも結構あるのにどろどろ感がないのは
美化がすぎる半面安心できます。代わりに寂しさがつのる。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:54 | category: ナ行(野中柊) |
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