ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
# ストーリー・セラー
デザイン事務所の同僚だった彼女が小説を書いていると知り、
「読む側」の俺は無理矢理それを読んでしまった。
怒った彼女に対して平謝りし、
他の小説も読ませてもらう関係になって二年付き合い結婚。
彼女に小説賞への応募を勧めると、見事デビューを果たし一躍人気作家に。
出版社と「交渉」を重ねて次々と仕事を引き受けるが、
大学の文芸部にやっかまれてムックで酷評されたり、
文学かぶれの親戚たちにいろいろ文句を言われたりと
ストレスはたまる一方で、
ついには思考した分だけ生命力を削られるという難病に侵されてしまう。
「Side:A」
会社時代、屋上から降りてくる彼の目が濡れていた。
理由を聞くとなんと彼女の小説を読んでいたからだと言う。
お互い読者と作者という前提がなかった場合のことを考えて
踏み切れないでいたが、付き合うこととなり
彼に甘やかされながら専業作家としての生活を送っていた。
しかしある朝彼が交通事故にあったと連絡が入り、
検査の結果すい臓がんが見つかってしまう。
彼が最悪の結果にならないように逆夢を起こすべき文章を連ねるが。
「Side:B」
装丁:新潮社装丁室 本文写真:広瀬達朗(新潮社写真部)

どこまでが作中作なのかわからない、
作家の妻と一番の読者の夫が死に立ち向かう話が2本です。
Side:Aで最初の展開に無理を覚えつつもしんみりしていたら、
Side:Bで驚きのストーリーが明かされます。

有川さんはお父さんに何かコンプレックスがあるのかな、と
邪推してしまいます。
小説の主人公=作者でないことはもちろんわかっているけれど
『フリーター、家を買う』とか『図書館戦争』とか
親を信用せずに自分で道を切り開く話ばかりという印象が。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:41 | category: ア行(有川浩) |
# キケン
とある工科大学の機械制御研究部、通称「機研」の二回生である
『成南のユナ・ボマー上野直也』と『名字を一文字隠した大神宏明』に勧誘され
ツッコミ気質の元山は池谷と共に入部を決意した。
新入生勧誘に精を出し部長の火薬好きに圧倒される
「部長・上野直也という男」
お嬢様女子大生から告白された大魔神の苦悩
「副部長・大神宏明の悲劇」
文化祭で毎年100万近くの売上を誇るラーメン屋を出す機研が
機研を目の敵にするPC研の妨害や多すぎる客さばきに忙殺される
「三倍にしろ!前後編」
教授に押し切られて冴えないロボット相撲大会に参加する
「勝たんまでも負けん!」
新入生との技術対決、そして大人になった彼らの姿は
「落ち着け。俺たちは今、」
装画・挿画:徒花スクモ ネームデザイン:渡辺優史(ハイ制作室)
装丁:新潮社装丁室

男子の世界です。こういうわいわいしている感じいいよなあ。
「三倍にしろ!」が一番熱くて高校の文化祭を思い出しました。
男女の違いじゃないのかもしれませんが
こういう思い切ったことがばんばん出来て
気力も体力も使い果たすくらい遊べるのってうらやましいです。
あくまでも女子サイドから想像した男子のノリなので
男子が読むと違和感があったりするのかなあ。
セリフ回しが結構クサイところもあるし笑

青春時代を振り返りたいときにおすすめです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:16 | category: ア行(有川浩) |
# フリーター、家を買う

軽い気持ちで入社3ヶ月で会社を辞めた誠治は
再就職の難しさに気づきフリーターとなって親のすねをかじっていた。
しかし母親が近所づきあいと険悪な家族がストレスでうつ病に罹る。
自分が一番可愛い父親は病状を軽く見て病院に行こうとしないが
嫁ぎ先から帰省してきた最強の姉に言いつけられ
母親の治療を始めることとなった。
いくら家庭内の雰囲気がよくなっても
今の家のままでは全快は望めないと医者に言われ、
誠治は引越しの資金をためるために
実入りのいい道路工事のバイトを続けながら就職活動に力を入れ始めた。
そしてやっと見つかった就職先で今度は誠治が人を採る立場に回る。
装丁:平川彰(幻冬舎デザイン室) 装画:トヨクラタケル

微糖。むしろ無糖でもよかったくらいです。
近所いじめ、家族の不和、うつ病、就職難と
社会問題テーマがてんこもりですが前向きな話。
みんな悪いとは思っていないのに転がり出すと落ちるのは早い。
再就職ですが就活している人はちょっと参考になるかも。
実際本屋の就職コーナーにも置いてありました。

誠治の改心ぶりが出来すぎだったりお姉さんが強すぎだったりしますが
大人のためのライトノベルだと思えば。

| comments(0) | trackbacks(0) | 00:34 | category: ア行(有川浩) |
# ラブコメ今昔
評価:
有川 浩
角川グループパブリッシング

隊内紙の取材で新任女子二尉から結婚談について聞かれ
逃げ回る今村二佐の「ラブコメ今昔」
新幹線で知り合ったオタク海自の彼の派遣中に
アニメの予約を任される歌穂の「軍事とオタクと彼」
女ったらしを買われて海幕広報所属となりドラマ撮影を引き受けて
ADの汐里と調整に追われる政屋の「広報官、走る!」
空自の花形「ブルーインパルス」のパイロットの夫の襟元に
見知らぬファンからのメモを見つけた妻公恵の「青い衝撃」
自衛隊好きの友達を紹介してくれた上官の娘と恋仲になるが
なかなか上官に言い出せない手島の「秘め事」
写真がきっかけで陸自広報の吉敷を気に留めるが
階級差を立てにつっぱねられた千尋の「ダンディ・ライオン」
自衛隊ラブコメ全6編。
イラスト:徒花スクモ デザイン:片岡忠彦

相変わらず甘いですがそれだけではなく
自衛隊がどれだけの覚悟をしているのかが感じられます。
体力があって(比較的)女慣れしておらず、
仕事に誇りを持って文字通り命を懸けている自衛官たちを
有川さんが好んで題材にするのもわかるような気がします。

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:17 | category: ア行(有川浩) |
# 植物図鑑
評価:
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)

さやかが拾った男は謎だらけでイツキという名前しか明かさない。
それでも料理上手の男前、野草に詳しい彼に連れられて
毎週末山菜採りに出かけることが楽しみになっていた。
お互いに他の異性の影を見たことがきっかけで
ようやく恋人同士となった2人。
しかしある日突然イツキは姿を消してしまった。
「ごめん。またいつか。」という一筆箋だけを残して。
イラスト:カスヤナガト ブックデザイン:片岡忠彦

きみはペット+クジラの彼です。
同居しているし有川作品の中でも甘さ最大値。
話の展開は読めるんだけれどイツキがいなくなる所では
やっぱりさやかに感情移入してしまう。
巻末レシピのノビルのパスタは是非作ってみたいけれど
ノビルってどこで手に入るんだろう。

| comments(2) | trackbacks(0) | 14:30 | category: ア行(有川浩) |
# 三匹のおっさん
 柔道家で居酒屋の亭主をやっていたシゲ。
剣道道場を持ち嘱託で経理の担当になるキヨ。
小さいけれど工場経営者で3人のブレーンのノリ。
還暦を迎えた元悪ガキの3人がご近所の悪事を叩き切る!
カラオケの売上金をチンピラから守り、強姦まがいの痴漢をひっとらえ、
シゲの熟年離婚を阻止し、カモを見張るため夜の学校を見回り、
スカウト詐欺をこらしめ、悪徳商法の拠点を探る。
元気な彼らに加えてキヨの孫の祐希とノリの娘の早苗の恋模様も見所。
装丁:大久保明子 装画:須藤真澄

ベタ甘の有川さんがおっさんものなんて!と思ったけれど
おっさんとラブはあまりリンクしていなかった笑
ご近所の底力、みたいな感じで頼もしい限りです。
エレクトリカルパレード強烈過ぎるわ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:03 | category: ア行(有川浩) |
# 阪急電車
 図書館で見ず知らずのライバル同士だった男女。
婚約者を寝取られ復讐のため結婚式に行った女。
夫に先立たれ犬を飼おうと考えているおばあさん。
すぐにキレる男を捨てようと決心した女。
社会人のバカな彼氏とつきあう女子高生。
上京組の初心な大学生の男女。
ブランド物に身を固めたおばさん。
電車の中での人間模様を描いた連作。
装丁:平川彰(幻冬舎デザイン室) 装画:徒花スクモ

他の作品に比べて微糖な気がします。慣れただけかも笑
東京の満員電車では想像も出来ないけれど
ローカル電車だったらこういう風景もありなのかなぁ。
しかしナンパで始まる恋が多すぎる。
その割には純愛な感じなんですよね。

翔子と張り紙の駅員さんとの間に進展があればよかったのに!
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:47 | category: ア行(有川浩) |
# 別冊 図書館戦争
評価:
有川 浩
アスキーメディアワークス
柴崎の同室に同期の水島が入ってくることになった。
些か真面目すぎる彼女に辟易するがそこは社交力でフォロー。
しかし悪いことは重なるらしく、
男子寮に柴崎のアイコラが出回っていることがわかった。
先日ストーカー騒ぎがあったので同一犯も疑ったが
どうもそうではないようだ。
その後も無言電話などの嫌がらせは続き…
イラスト:徒花スクモ 装丁・デザイン:カマベヨシヒコ

期待通りのベタ甘!一気読みで寝不足です…
緒形って全然注目してなかったんですがそんな過去があったんですね。
良化隊って自分が正しいって信じてる人ばかりかと思ってたけど
勝手に配属が決まって悩むあたりお役所ですねぇ。
柴崎の話とか図書隊である必要ないもんな。
しかし頭脳戦といえばそうで、はらはらしました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:22 | category: ア行(有川浩) |
# 海の底
評価:
有川 浩
メディアワークス
横須賀に巨大なザリガニの大群が押し寄せてきた。
桜祭りが開かれていた横須賀基地は大パニック。
見学に来ていて親とはぐれた13人の子供たちは
停泊中の潜水艦『きりしお』に実習生の夏木・冬原と
立てこもることとなった。
一方地上では機動隊によって制圧が行われたが
防衛線を張るので精一杯。
警備課長補佐の明石は警視庁から派遣されてきた警視正烏丸と
対策を練り上げ、一刻も早い自衛隊の投入を図る。
装丁・デザイン:鎌部善彦

自衛隊三部作制覇!一番甘い要素が少なかったと思います。笑
圭介が成長していく過程がよかった。
あとがきの前に潜水艦の大まかな図解があるので
それを見てからの方が読みやすそうです。
後日談には機動隊員たちがどうなったのかも触れてほしかったなぁ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:22 | category: ア行(有川浩) |
# 別冊 図書館戦争〈1〉
評価:
有川 浩
アスキーメディアワークス
堂上とつき合うことになった郁は
経験値のなさや意地っ張りな性格のせいでつまづいてばかり。
その間にも高額書籍の窃盗、酔っ払い、催涙弾、
秘密基地、問題作家の検閲など事件は待ってくれない。
イラスト:徒花スクモ 装丁・デザイン:カマベヨシヒコ

期待以上の激甘です。堂上と郁のもどかしいほどのその後の進展。
あくまで別冊ということで事件も抑え目だから余計に甘さが目立ちます。
ただ最後の章の差別は言葉だけ取り締まっても無意味というのは
形ばかりの制度が多い世界への問題提起にもなっているかな、と。
それにしてもやっぱり砂吐けます。
| comments(0) | trackbacks(0) | 21:48 | category: ア行(有川浩) |
Categories
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
Search this site
Sponsored Links