ほんのひとこと

元・本屋でバイトする学生による
日々の読書記録です。
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# ポスターを盗んでください+3
・駆け出しのデザイナーは、デザイン料はいらないから
 自分の自由になる仕事が欲しいと思う時期が必ずある。
 これはデザイナーの麻疹だ。

・ビッグ・ネームに気負うのではなく、まず本人に会って
 企画について話し合うべきだった。

・「これ、というモデルはいつも急に現れ、迷いの余地がないほど抜きんでている。
 それを待つのはほとんど「雨乞い」の心境に近い。」

・「しかし裏方に徹していたとはいえ、ポスターが盗まれたと言われれば嬉しい。
 だからもし、持って帰りたくなるようなポスターを街で見掛けたら、
 躊躇せず盗んでいただきたいのである。」

・デザインの目的がはっきりと決まっている仕事は気が楽だが、
 どんな表現でも許される仕事は、納得がいくまで仕事が終わらない。

切符、ウイスキーの瓶とラベル、ワコールのカレンダー、劇団のパンフレット、
本の装丁、手漉紙展覧会の企画と展示、百貨店のサマーギフト・キャンペーン、
伊勢丹美術館のポスター、某クルマメーカーの新聞広告、
ホテルのレターヘッド・コレクションの企画、米袋、コーヒーのパッケージ、
箱の展覧会、紙、うどん、山陰の観光キャンペーン、マカロニ。

装丁:原研哉

1990〜1995年に手がけた仕事や日常の出来事を綴ったエッセイ集。
デザインの仕事をしていると毎日の生活の目が変わってくるようで、
食パンの断面にまでデザイン性を感じるようになるとは感服いたしました。

リ・デザインが面白いです。
デザインの対象になりにくかった卑近なもののデザインをやり直す試み。
米袋なんてお米が入って丈夫なら改良の余地はないと思ってしまいますが、
スコッチをモデルに産地を売り出したラベルを作ったり、
一合単位で小袋に分けてアウトドア用にしたり、
ギフト用に和紙のようないい紙で包んだりと
まだまだ考える余地はあるようで。
そう思うと当たり前だと思われているものの形や様式って
誰が考えてどういう経緯で定着したのか気になります。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:41 | category: 文芸以外 |
# イノベーションと起業家精神・上
イノベーションのための7つの機会

1.予期せぬことの生起
  ・予期せぬ成功は腹が立ち気づかれにくい。
  ・予期せぬ失敗が起こったら、現場に出てよく見聞きせよ。
  ・予期せぬ外部の変化は大企業ほど対応しやすい

2.ギャップの存在
  ・業績ギャップ・・・需要の増大と業績の工場が結びつかないときは機会がある。
  ・認識ギャップ・・・努力の方向性が間違っているときは機会がある。
  ・価値観ギャップ・・・供給側の価値と需要側の価値が異なるときは機会がある。
  ・プロセスギャップ・・・不安を耳にしたときは機会がある。

3.ニーズの存在
  条件)1.何がニーズであるか明確に理解されていること。
      2.イノベーションに必要な知識が手に入ること。
      3.問題の解決策が、それを使う者の仕事の方法や価値観に一致していること。
  ・プロセスニーズ・・・知的発見によって既存のプロセスを補う。
               前提)1.完結したプロセスについてのものであること。
                   2.欠落した部分や欠陥が一か所だけあること。
                   3.目標が明確であること。
                   4.目標達成に必要なものが明確であること。
                   5.「もっとよい方法があるはず」との認識が浸透していること。
  ・労働力ニーズ・・・労働力不足が認識され機械が求められる。
  ・知識ニーズ・・・開発研究。

4.産業構造の変化
  ・外部の者にとってはチャンス、内部の者にとっては脅威。
  ・変化の兆候・・・急速な成長、市場のとらえ方の変化、
             いくつかの技術の合体、仕事の仕方の変化。
  ・単純なものが成功する。

5.人口構造の変化
  ・リードタイムが予測できる。
  ・総数よりも年齢構成が重要。

6.認識の変化
  ・実態よりも認識の変化が先立つ。
  ・一時的な流行にすぎないものもある、タイミングよく小さく着手せよ。

7.新しい知識の出現
  ・出現から実用化までリードタイムが長く、およそ30年。
  ・必要なものの分析、戦略、マネジメントが必須。

なすべきことは、1.機会の分析、2.現場の調査、3.単純かつ具体的なものへの集中、
4.小さなスタート、5.トップを狙う、ことである。

装丁:川畑博昭

最近はやりのドラッカーです。
イノベーションに必要なことが今では大企業となったベンチャーの例を挙げながら
丁寧に説明されています。
上の面白くない講義ノートみたいなのでは伝わらないところがたくさん。
なので是非読んでみてください。

起業はハイリスクでもなんでもない、
むしろ刻々と変わっていく時代の流れに逆らって
古いものにしがみついていることの方がリスクが大きい
という考えにどきっとしました。
でも一度成功したやり方は安心感があるし
なんてったって楽ですよね。なんてことを考えているから成長しないのか。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:46 | category: 文芸以外 |
# デザインの輪郭
・ものの適正な姿や位置は、その周りの見えない力の関係によって成り立っている。
 テーブルの上に一輪の花を生けるときにも、その位置はおのずと決まってくるということがある。

・外の要因や、外の力が、内を決めているということが。
 その必然的かたちが、必然的力をみせる。それが「張り」なのである。

・例えば登山道を登っていくと、途中、思わず掴まった木の枝や岩の角が、
 つるつるに磨かれていることがある。
 その枝や岩の角は、その状況でほとんどの人が通過する点だったのである。
 生態心理学者の佐々木正人氏は、その点のことを「意識の中心」といっていた。
 その行為における共通の意識の通過点が、意識の中心である。

・山口 付加価値を求める人の期待に応えようとするから、
     ふつうのことをやる人が少ないんです。
 深澤 ありふれているものをふつうというのだけれど、
     ふつうってそうではなくて、本当はいいものなんです。

・例えば、手のひらを描きなさいっていわれたら、
 ほとんどの人がこの手のひらを描くと思うのですが、
 その外側の風景を描いても残ったかたちが手のひらになるということを
 人間はあまり考えないと思います。
 今おっしゃったことは、手のひらをよく知るために、
 その外側をよく見なさいというような感じがします。
 実は、この手のかたちがこの周りの背景によって成されているということで、
 それがないと、これが何であるかという、存在の認識ができないのではないかと思うのです。

・朽ちていく美しさのことをずっと考えている。それはデザインの先にあるものである。

・意図がかたちに出てしまっているものがきらいです。
 かたちは自分の意思表現ではなくて、そこにあった必然ですから。

・多くの問題や複雑な要因を抱えた状態でのデザイン決定は、
 依頼主にとって易しいことではない。
 そのような厳しい状況下でも彼らは、ふと言葉をもらす。
 「個人的には好きです」と。
 その言葉がすべての人の本音であるということを私は証明したい。

・仕事というのは、締め切りまでに完成していくものだと思っているでしょうが、
 依頼されたときにほとんどアイデアは出るものです。

・人間が、まったく何もないゼロの状態から生活をするための場所を決め、
 家を建て、そのための道具を考案したことを自分も体験してみたかった。
 小さくてもその経験があって初めて、家も道具もデザインできると思った。

ブックデザイン:山口信博+大野あかり

±0やauのINFOBARをデザインした深澤直人さんの
デザインへの考え方が綴られた本です。
デザインは自分の考えを盛り込むメディアではなく
生活のなかに意識されずに溶け込むことを目的とするもの。
という考えに立ちながらも作品を見てみると
深澤さんらしさがにじみ出ているのはなぜだろう。張りかなあ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 17:17 | category: 文芸以外 |
# いま、すぐはじめる地頭力
地頭力とは「結論から」「全体から」「単純に」考える能力である。
・結論から・・・カーナビのように今ある情報での最善の結論を想定し、
         情報の精度を上げながら仮説を修正して結論に至る。
         これを妨げる阻害求心力は完璧主義、情報依存など。
・全体から・・・5W2H、3C(company/competitor/customer)、
         4P(product/price/place/promotion)など
         既存のフレームワークを用いて考える。
         これを妨げる阻害求心力は視野狭窄、先入観など。
・単純に・・・「田の字チャート」「モデル化」などによって本質を切り出し
        抽象的に考える。
        これを妨げる阻害求心力は経験至上主義、具体性依存症など。
地頭力を鍛えるのに有効なのが「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」といった
膨大な物理量を短時間で算出する「フェルミ推定」である。
装丁:石間淳 装画+本文イラスト:川口澄子

地頭力=どれだけ俯瞰できるか、ということ。
要点だけまとめましたが具体例もたくさんあってわかりやすいです。
「全体から」を学ぶためにアンジャッシュのコントが紹介されていた笑
しかしフェルミ推定は難しい・・・
こういうざっくりした所から始める考え方が全く身についていません。
細かいデータや対象間の差が気になってしまう。
| comments(0) | trackbacks(0) | 01:07 | category: 文芸以外 |
# 雑菌主義宣言!
01雑菌はふりかけられているうちが花と思って大いに浴びます!
02「異」性を受容して、大人になります!
03「雑」のパワーを活かします!
04ストレスを起爆剤にします!
05自己実現よりも他者実現!
06苦手意識こそ免疫にします!
07エネルギーの渦を巻き起こします!
08からだで実感をつかみます!
09自己修正回路をもちます!
10からだの構えを言葉から変えます!
デザイン:永井翔 装画・イラスト:石川雅之 編集協力:阿部久美子

もやしもん特に関係なかった・・・
若いうちの苦労は買ってでもしろ!ということです。
周りからとやかく言われているうちが花だぞ、と。
打たれ強くなれと簡単に言いますがそんなすぐできることじゃない。
教職志望の集中授業は確かに力つくだろうなあと思う。
就活講義の自己分析のためのディスカッションとかも
同じような効果があるんだろうけれど行かなかったな・・・
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:39 | category: 文芸以外 |
# 悩む力

・他者と相互に承認しあわない一方的な自我はありえない
・できる範囲でお金を稼ぎ、できる範囲でお金を使い、
 心を失わないためのモラルを探りつつ、資本の論理の上を滑っていくしかない
・科学は人間の行為が持っていた大切な意味を奪っていく
・人間は「表層的に老成する」か「青春的に老成する」かの2種類
・自分を信じるものは救われる
・他者から・他者へのアテンションのために人は働く
・どちらかが何かの働きかけをし、相手がそれに応えようとする限り、
 そのときそのときで愛は成立していて、その意欲がある限り、愛は続いている
・死ぬ前に、相互承認によって自分が自分として生きていく意味を確信しろ
・死を引き受けた老人に恐いものはない
同時代を生きた夏目漱石とマックス・ウェーバーを引きながら
生きるうえでついてまわる悩みを考えていく。

近代文学の読み方がわかった気がしました。
ストーリーに新鮮味はないし文章は固いし、と
あまり面白さを見出せなかったのですが
人間の普遍性とか、その頃でも同じ考え方をしてたのか!
(もちろん相違点でもいいけれど)とかを感じる読み方もあったのか。
今まで作品が書かれた時代背景に目を向けていなかったです。

自由すぎて悩み出すと止まらない、
そのためか深く悩まずに生きる人の多い現代に警鐘を鳴らす本です。
「青春的に老成する」って面白い表現。

| comments(2) | trackbacks(0) | 00:44 | category: 文芸以外 |
# グッドデザインカンパニーの仕事

・アートディレクションに必要なのは、「広く見る」力。物事を俯瞰から見渡し道筋を作る役割
・デザインに必要なのは、「深く見る」力。あらゆる細部を検証し精度を高めていく技術
・コンセプトは平易な言葉で考え、迷ったらそこに立ち返る
・短期的利益(売り上げの向上)と長期的利益(ブランディング)のふたつの条件を
 同時に満たすものを作る
・CI(Corporate Identity)こそ究極のブランド広告
・アートディレクターは経営者の右脳
・センスは、25歳で止まる。止まらせないために流行に触れなぜを考える
・文字がきちんと配置されていないとデザイン全体が下手に見える
・構図を決めるには重心を探す
・構図は基礎構図と視動線構図の組み合わせ
・目的を理解し、眼がいいのが優秀なカメラマン
・大切にしなければならないのは他者(社会)、そして自己(会社)、
 最後に貨幣(社会と自分たちを結びつけるもの)
デザイン:グッドデザインカンパニー

ラーメンズで知ったグッドデザインカンパニーでしたが
iD、iLUMINE、杏露酒、森美術館ル・コルビュジエ展など
有名な広告に数多く携わっていることを知りました。
ここのデザインは文字がすごく好き。
事実かなりのこだわりがあるみたいです。
寿の中にHAPPYが隠れているなんて好きすぎる。
見ているだけでわくわくする本です。

途中で農林水産省のロゴがたくさん出てくるんだけど
何も触れられてないのが気になる。国家機密なのか。まさか。

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:29 | category: 文芸以外 |
# だれが「本」を殺すのか

・「講談社とか集英社のような大手版元の出版物やベストセラー本は、時速50、60キロで走れる道が取次と書店の間にできていると思います。しかし大手版元でもない、ベストセラーでもない、新刊でもない本の流通が、読者の大きな障害になっているんです」(今井書店社長・永井伸和)

・「僕らは人様の精神を商品にするといういかがわしい仕事をしている。この人がどれくらいのものになるか。そんな目で人の異常さとか不足さとか過剰さとかがカネになるか、ならないかを見ている。この仕事にはそういう嫌な面がある」(幻冬舎社長・見城徹)

・「ぼくの足元には、おそらくぼくが20年かかっても掘りつくせないほどの本の材料が、まるで宝物のように埋まっているのだ」(無明舎出版社長・安倍甲)

・「ひとつはじぶんも物書きであるか物書きの候補者のにおいをもったものである。もうひとつはじぶんが所属している出版社を背光にして文壇的にか政治的にか物書きを将棋の駒のように並べたり牛耳ったりしてやろうと意識的にあるいは無意識のうちにかんがえているものである。あとのひとつは、他の職業とおなじような意味で偶然、出版社に職をえているといった薄ぼんやりしたものである」(思想家・吉本隆明)

・「川の表面を流れている”いま売れているもの”を追っても、それはもう流れ終わって遠くに行っている。編集者はもっと上流に狙いを定め、みえない底の流れをとらえなければいけない」(新人物往来社書籍編集部編集長・大出俊幸)

・「作家・版元側は複本問題をよく主張しますが、ほとんどの地方図書館は、複本を揃えようと思っても、一冊以上揃えられないというのが現状です。それ以前に複本を買うだけの予算がない。」(慶応大学文学部教授・糸賀雅児)

日本の近代化が達成できたのは、寺子屋からの伝統をもつ学校と、名もなき庶民までが本を読む習慣の二つが両輪のようになって日本の歴史を牽引してきたからだと唱える著者による本を取り巻く現状ルポ。
カバー写真:広瀬達郎(新潮社写真部)

書店、取次、版元のルートや地方出版者、零細書店のあり方、
雑誌やコミックスの扱われ方にブックオフの台頭、
図書館の無料貸本屋問題に電子ブックのこれから、
インターネット時代の著作権問題やICタグ導入によるプライバシー問題、
書評の消費社会化に読者の読解力の低下など
様々な問題点やそれに取り組む人々のインタビューによって
これからの本の未来を模索する手がかりとなる本です。
解決方法は示されていはいないけれど、
とりあえずこのままではいけないと危機感を持たせてくれます。

| comments(0) | trackbacks(0) | 01:11 | category: 文芸以外 |
# ロンパースルーム
 サービス精神のおかげで鬱になる、日暮愛葉。
仕事ができない男はダメ、及川光博。
歌詞が与える元気は「大丈夫?」と同じ、ローリー。
昔には絶対戻りたくない、市川実和子。
自分を俯瞰して見る自分がいる、小日向しえ。
マンガは誰も見てくれないからバンドを始めた、大槻ケンヂ。
男目線で幸せについて書く、よしもとばなな。
描くためには意識的に見ろ、寺田克也。
責任は自分で取る孤独な2人、庵野秀明。
いろいろなことに手を出すそれが全部自分、井上三太。
描かれている人を考えながら描く、奈良美智。
装丁・デザイン:関万葉 デザイン:遠藤康正、穴井優

ばななとの対談目当てで読みましたが全部興味深い。
表現する人たちの生みの苦しみとか
だからこそ感じられる自分の成長とかがよくわかります。
オーケンにはもっと自分のことをしゃべってほしかった。

対談相手の似顔絵がいいです。とくにミッチー。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:30 | category: 文芸以外 |
# 金持ち父さん貧乏父さん
▽金持ちはお金のためには働かない
▽お金の流れの読み方を学ぶ
 ・持ち家は資産でも投資でもなく負債である
▽自分のビジネスを持つ
▽会社を作って節税する
 ・支出は経費で落として残りから税金を払う
▽金持ちはお金を作り出す
 ・ファイナンシャル・インテリジェンスで選択肢を増やす
▽お金のためではなく学ぶために働く

ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
イラスト:長崎訓子(プラチナスタジオ)

働いて貯金するだけではお金なんて貯まらない。
株や不動産に投資してお金を生み出さなければ。
そしてその知識を得るためにかかる費用は惜しまない。
実践できるほど大胆になれるかはわからないけれど読みやすい。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:02 | category: 文芸以外 |
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